【初心者向け7選】ソロキャンプに持っていくガスバーナーの選び方
ソロキャンプに使うガスバーナーってどうやって選べばいいの?
初心者にもわかりやすく教えてほしい!
こんなお悩みにお答えしていきます!
ガスバーナーもさまざまな種類があるので、キャンプはじめてだと迷いますよね。
ぼくも最初何も調べずに中古で購入して失敗し、その後このポイントを押さえて購入したガスバーナーを購入後は日本一周も含めて2年以上愛用しています。
もし、あなたが「これからキャンプを始めたいけど選ぶ基準がわからない」というのであれば、ぜひこのページを読んでみてください。
初めて選ぶガスバーナーを失敗しないように決めることができるはずですよ!
- ガス缶の形状の違いについて
- 初めて選ぶべきガスバーナー
- 中古でガスバーナーを購入してもいいのか
- ガスバーナーを使うときの注意「輻射熱」について
- 2019.05~2020.12 日本一周約20,000km完走
- バイクで行くソロキャンプ・ツーリングが好き
- 整備は「調べて挑戦してみる」スタイル
日本一周の経験をもとにバイクで行くソロキャンプやバイク旅、整備について発信しています。
ソロキャンプで初めて選ぶなら”CB缶”のシングルガスバーナー
結論から言うと、バイクで初めてキャプに使うガスバーナーは「CB缶のシングルガスバーナー」 を選ぶようにしましょう。
CB缶のメリットは詳しくは後述しますが、ざっくりとCB缶をすすめる理由は、次のとおりです。
- どこでもガス缶が手に入る
- キャンプしたことがない人でも馴染みがある
登山や真冬の雪の中でキャンプをするという場合でもない限りCB缶のシングルガスバーナーを選んでおけば大丈夫です。
ガスバーナーの燃料は大きく分けて3つ
ガスバーナーの種類は大きく分けで3種類あります。
- LPG(液化石油ガス)
- ホワイトガソリン
- アルコールバーナー
LPG(液化石油ガス)
キャンプで使う一番イメージしやすいものがこのLPG(LPガス)ですよね。
家庭で使うこともある「CB缶」とアウトドアで使う「OD缶」の2種類があり、使用されてる成分も「ブタン」「イソブタン」「プロパン」と缶のグレードによって分かれます。
プロパンが入ってるのは「値段も高くなるけど寒い時に力を発揮する」ということを覚えておくといいでしょう。
夏に使う時や初心者などは最初CB缶で始めてからもしOD缶使用のガスバーナーが気になったら買ってみるといいですよ!
ホワイトガソリン
アウトドア用品店やホームセンターへ行くと見かけることがあるホワイトガソリン
- 着火する前に圧縮する”ポンピング”作業が必要
- 使用後は空気圧を抜いておく必要がある
- 保管するときは雨のかからない冷暗所で保管する
ガス缶に比べてちょっと扱いに注意が必要になるので、キャンプをこれこれから始めるという方からすると「ちょっと手間がかかりすぎるかな」といった印象を受けますね。
キャンプに慣れてきて余裕ができて気になったら買ってみるくらいでいいと思いますよ!
慣れてくると圧縮するための作業(ポンピング)のひと手間に楽しみを見出せるようです!
アルコールバーナー
上記2つとはちょっと変わりますが、アルコールバーナーというものもあります。
アルコールバーナーはホームセンターで燃料が手に入りやすいというメリットがある反面、微妙な火力調整が難しくなります。
- とにかく軽量でコンパクト
- シンプルな構造だから故障に強い
- 火をつけている間もとても静か
ガス缶をメインに使いながら、最初はサブとして使ってみるなどするといいですね!
OD缶/CB缶のメリット・デメリット
OD(アウトドア)缶とCB(カセットボンベ)缶のメリット・デメリットについても解説していきます!
CB缶のメリット・デメリット
CB缶はアウトドア用品店以外ホームセンターやコンビニでも安く気軽に購入できるメリットがありますが、火力がOD缶に比べて弱く特に10度を下回るような寒い状況は苦手としています。
また、細く長い形状しているのでカバンの隙間に入れたりボックスの蓋裏にバンドで固定したりと収納面ではとても便利です。
OD缶のメリット・デメリット
アウトドアで使うことを想定されているので、CB缶に比べて火力も強く10度下回るような寒い状況でも安定して調理することができます。
1本あたりの価格が高くCB缶と比べて購入できる場所が限られているので万が一忘れてしまった時など困ることもあります。
ごろっとしているので収納しにくい面がありますが、クッカーの中に入れるなど工夫次第で綺麗に収納することができますね。
中古でガスバーナーを購入しても大丈夫なのか
新品でもそこまで高くはないのでわざわざ中古で数百円やすく購入するメリットは薄いのでオススメはしません。
「探していたものが廃盤で新品では買えないけど、どうしてもそれが欲しい」という場合は別ですが、これからキャンプを始める初心者であれば中古より新品で揃えることをオススメします。
もし中古で購入した場合は、以下のことを注意してください。
- 各部位が壊れていないか
- ガス缶と接続する部分のOリングは劣化していないか
特にOリング(ゴム部品)が劣化して割れていたり、ちぎれたりしているとガス漏れによる事故(火傷や火災、破裂など)に繋がる可能性があるので要注意!
僕は最初何も考えずにバーナーとクッカーセットを中古で購入したけど、使いにくい+ソロには不必要なサイズだったこともあってすぐに買い直しました。
どうしても中古で買うときは新品との価格差を調べ、ガスバーナーの状態が細かく書かれているか確認し、気になることがあれば出品者へ質問しましょう。
それでも「安物買いの錢失い」の可能性は捨てきれないので”何があっても自己責任”を許容できるなら買ってもいいと思います。
ガスバーナーを使うときの注意点
ガスバーナーをソロキャンプで使うときは、次のことに注意して使用してください。
- 風防でバーナーを覆って使用しない
- 極端に大きい鍋や鉄板を長時間使用しない
風防でバーナーを覆って使用しない
ガスバーナーからガス缶へ伝わる熱のことを「輻射熱」といいます。
風防などでガスバーナーを覆ってしまうとこの輻射熱の逃げ場がなくなりガス缶が過剰に温められて非常に危険です。
風防を使用するときはバーナーから少し離し、熱が逃げる場所を確保して、ガス缶が温められすぎないように注意しましょう。
極端に大きい鍋や鉄板を長時間使用しない
シングルガスバーナーは一人で使うことを想定しているので五徳が小さいものがほとんどです。
そんな小さい五徳に大きい鍋や鉄板を乗せて長時間使用すると、以下のような危険性があるので小さい五徳で極端に大きい鍋や鉄板などの使用は避けましょう。
- 倒れる心配がある
- 輻射熱でガス缶が過剰に熱せられる
初めてにオススメのシングルガスバーナー
初心者にもオススメのガスバーナーをいくつか紹介していきますね!
SOTO:ST310 レギュレーターストーブ
SOTOから発売されている定番のソロキャンプ用のガスストーブ
マイクロレギュレーター搭載で朝晩の冷えた時など外の気温が低い時でも火力が落ちにくく安定して調理することができます。
「とりあえず迷ったらこれかイワタニのものを選んでおけばいい」とオススメできる初心者でも扱い安い製品です。
ST310はそのままだと「点火スイッチが押しにく」「五徳が熱くなって火傷する」などの
デメリットがあるので購入時は別途販売されてるアシストセットを購入しておくことをオススメします。
また、人気で通販だと定価よりも高くなる傾向があるのでホームセンターなどでまずは探してみてください。
定価は税込¥6,380なので損しないためにも購入前にしっかり確認しておきましょう!
SOTO:ST330 レギュレーターストーブ フュージョン
一体型のST310とは違いこちららは分離型のシングルガスバーナー
ST310と比べて次のような特徴があります。
- 本体重量が80g軽量
- 五徳の外径が35mm広く、重心が低い
- 火口がすり鉢状とST310より防風性が高い
- 分離型なので若干場所をとる
ST310と大きな性能差はないので”一体型”と”分離型”、キャンプ場でどんな料理をしたいかで決めるのもいいと思います。
ST-330も310同様に五徳が熱くなるのでシリコンチューブをつけるようにしましょう!
イワタニ:CB-JCB コンパクトジュニアバーナー
「SOTOはちょっと高いからもう少し安いものが欲しい」という方向けで、軽量かつコンパクトで風防を備えた五徳が特徴的です。
また、専用のハードケースが標準装備なので別途ケースを用意する手間がかかりません。
日本一周している旅人にも愛用されるほど使い勝手も良くタフなガスバーナーです!
ユニフレーム:US-S セパレートバーナー
直径5mm4本の五徳で高い安定性の実現し、収納時は丸めてコンパクトに持ち運べるシングルガスバーナー。
シェラカップから大鍋まで幅広く対応(耐荷重 約5kg)していて、ソロキャンプには十分な性能です。
もっと重い鍋や鉄板を扱いたい場合は「テーブルトップバーナー US-DⅡ」が耐荷重 約15kgとなっています。
スノーピーク:GS-100AR2 ギガパワーストーブ 地 オート
「とにかくコンパクトで価格も手頃なものがいい!」という方にはスノーピークから発売されてるギガパワーストーブ 地 がオススメ!
- 本体重量75g
- 最大火力2,500kcalとソロには必要十分
- 縦の折り込み式なので使用時に五徳が安定する
便利な反面「風に弱い」「鉄板によっては滑りやすい」などの短所もありますが、そういうときは風防を併用したり、ハドルのある鉄板を使用するなど工夫しましょう。
こちらの動画内でギガストーブオートを使用していて大きななどイメージがわかりやすいと思います。
スノーピーク:GS-600HK HOME & CAMPバーナー
「キャンプでも使えておしゃれなものが欲しい」という方向けの卓上ガスコンロ
収納時はボトル形状になり部屋に飾っても違和感がないデザインとなっていて、インテリアにもなるのが特徴です。
ソロキャンプには大きく・重たいですがオシャレなものが欲しいという方や、複数人でキャンプするならオススメですね。
イワタニ:CB-ODX-1 タフまる ジュニア
Twitterで有名な「リロ氏」も動画内で使用して有名になったアウトドア向けの小型カセットコンロ
バイクでのキャンプで小型ガスバーナーよりももう少ししっかりしたものを持っていきたいという方はこの「タフまるジュニア」がオススメ!
シングルガスバーナーに使えるアタッチメント
ガスバーナーはメーカー純正やサードパーティ製のアタッチメントが用意されていて活用することでさらに便利になります。
アタッチメントは製品ごとに専用設計のものなどがあるので、購入するときは確認が必要になります。
また、五徳を別で用意することでガスバーナーの五徳では不安定になる大きな鍋や鉄板が使用できたり
輻射熱によってガス缶が過剰に熱せられることへの対策にもなります。
いろんなアイテムがあるので、あなただけの組み合わせなどを見つけてみてください。
まとめ
- 初心者にはCB缶のガスバーナーがオススメ
- 中古で買うメリットは少ない
- 迷ったら「SOTOST310かイワタニのコンパクトジュニアバーナー」
- アタッチメントでより便利に使える
これからバイクに限らずソロキャンプを始めるなら1〜3のことを意識しつつ選んでみると失敗する確率を減らすことができます。
ガスバーナーは長く使っていけるアイテムの一つなので迷ったときは有名メーカーのものから選ぶようにしましょう!
キャンプの醍醐味”焚き火”についても別記事でまとめるのでよかったらチェックしてみてください。