【ドラム車用】すぐにできるエストレヤのスピードメーターケーブル交換(初心者向け)
「走ってる途中にいきなりメーターが動かなくなった」
ある日突然そんなことがあるとパニックなりますよね
それが初めての経験ならなおさらのこと。
僕もエストレヤや他のバイクに乗っている時にそういった経験していて、
いくら走るのに問題がなくてもメーターが動かないと不安になりますよね?
でも、こういう場合の原因ってすごくシンプルで
対応もそこまで難しくなかったりします。
そこで今回は僕が実際に経験した
エストレヤのスピードメーターの交換の仕方を解説していきます。
構造さえ知っておけば他のバイクにも応用できることもあるので
知っておいて損はないと思いますよ!
この記事でわかること
- スピーメーターの役割
- スピードメーターケーブルの交換方法
- ボルトをねじ切った時の対処法
作業難易度はかなり優しめで
”外して新しいものを取り付けるだけ”
なので、これを機にしっかり覚えていきましょう!
スピードメータの役割
スピードメーターのバイクに乗る上で必要な情報を教えてくれるための一つで
文字通り”速度を知るためのメーター”
慣れてると体感で「今はどのくらいの速度だな」ってわかるけど
慣れてないうちはメーターが判断基準の一つになります。
教習所でも「10km/hまでは1速」「30km/hで3速」「40km/hで4速」
って感じでギアを変える目安にと教えてくれると思います。
スピードメーターの故障
そんな速度の基準になるスピードメーターがある日突然動かなくなったら
びっくりしますよね!?
正直速度がわからなくても走るのに支障はないけど
放置してると交通違反で切符を切られてしまうこともあるので
気づいたら早めに対処しましょう。
主な故障の原因として
アナログ
- ワイヤーの破損
- メーターギアの破損・消耗
- メーター本体の故障
デジタル
- スピードセンサーの故障
- 液晶画面の不具合
- コネクタや配線の故障
- メーター本体の故障
が考えられます。
今回紹介するようなアナログタイプのエストレヤは対処も簡単ですが
デジタルとなると対処が難しくなってくるので
心配な方はショップに任せるといいと思います。
故障してると対象になる違反
スピードメーターが故障していると交通違反で切符を切られる可能性もあります。
- 整備不良
- 1点
- 6,000円
が主な違反になります。
他にも走ってる時の速度がわからないので
いつの間にかスピードオーバーしていて捕まる可能性も出てきます。
”1発免停”になります。
「30km/hオーバーなんてそんなしないでしょ」
って思いますよね?
これが意外とそうでもないんです。
平成29年度の速度違反の検挙数は
1,478,281件と全体の22.8%と一番多い割合になってます。
”気づかないうちにオーバーしてた”なんてことが
あるのでスピードメーターは大事です!
スピードメーターケーブルの交換
今回は”アナログタイプ”のエストレヤのスピードメーターケーブルを交換していきます。
必要なアイテム
メモ
- 交換用スピードメーターケーブル
- レンチ10mm
- ソケットレンチ8,10mm
スピードメーターケーブル交換は手順も数なくてすぐできます。
慣れた人だと15分もかからない!
スピードメーターケーブル取り外し
右の赤○のボルトを外します。(左の○はブレーキ調整なのでいじらない)
使用:8mmレンチ
スピードメーターケーブルを本体から取り外すには
まずメーター本体を外すさないといけないです。
人によっては本体を外さず取れるかもしれないけど
僕は作業しやすいように本体を外してます。
メモ
固定ボルトは10mm
ハンドルを左右へ思いっきり切るとボルトへアクセスしやすいですよ!
車体とメーター本体が無事に外せたら
次はステーの真ん中にあるボルトも外します。
これがメーターとケーブルに干渉してうまく
引っ張り出せないのでここも外すと作業が楽です。
ボルトを外さず作業しちゃって大丈夫です!
メモ
固定ボルト10mm
引っ張りながらボルトを回すと斜めになって硬いので
うまいこと角度を調整してあげてください!
隙間からスピードメーターケーブルへアクセスできるようになったので
あとは回してあげるとケーブルとメーター本体が外せます!
中で千切れたケーブル
これがメーターが動かなくなっていた原因
ケーブルが劣化・摩耗して中で千切れてました。
これはもう交換しかないので
新しいスピードメーターケーブルを注文して交換します。
新しく交換用に購入したケーブルはこちら
注意ポイント
※このスピードメーターケーブルは”ドラムブレーキ車”用になります。
スピードメーターの取り付け
ハンドル交換の時にようにスピードメーターケーブルも取り付け前に
オイルを入れてケーブル内の滑りをよくして起きます。
注油にはホームセンターでも売ってる注油ボトルがあると作業しやすいですよ。
注油をしっかり行ったら車体へ取り付けます。
基本は取り付けとは逆の手順なので難しくはないです。
注意点は2つ
・ケーブルをタイヤへ取り付ける時
タイヤへケーブルを取り付ける時、中を見ると
窪みがあるのでケーブルの先端を合わせてあげないと
うまく奥まではまりません。
取り付け前にタイヤ側の窪みの向きを確認して
ケーブルと向きを合わせてあげましょう。
・スピードメーターケーブル固定ボルト
ボルトが細いので締める力を強くしすぎると
簡単にねじ切ってしまいます。
ねじ切った時の対処
もしねじ切ってしまったらどうするか
どの部分でねじ切れたかにもよるけど
僕の場合は
メモ
- ねじに穴を開ける
- エキストラクターで救助
という方法を取りました。
こういう風にねじの内部に穴を開けて
そこに”エキストラクラー”っていう逆ねじを差し込んで回すことで
ねじを取り出すことができます。
エキストラクターはこういった工具です。
ホームセンターのねじ売り場に置かれていたりします。
しっかり取り付けて、ちゃんと動くことを確認できたら
スピードメータケーブルの交換は完了です。
おわりに
今回はエストレヤ(ドラム)のスピードメーターケーブルの交換手順を紹介しましたが
交換の手順やいじる場所を知っておくと他のバイクでも応用できると思うので
一度は交換してみることをオススメします。
ケーブルもそんなに高いものじゃないし
工具も8mmと10mmのレンチがあればできます!
最初はこういう簡単なメンテナンスから初めて
徐々にレベルとあげていくといいですね!
この記事があなたの参考になれば幸いです。
最後までご覧いいただきありがとうございました!
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