バイクに乗る時に”ライディングシューズ”を選ぶ理由【初心者ライダー向け】
バイクに乗るときなんでバイク用の靴がいいの?
運転できるならスニーカーでも良くない?
わざわざバイク用の靴を選ぶ理由がわからないから
誰かわかりやすく教えて欲しい!
こんな方にオススメの記事です。
- ライディングシューズとは
- なんでバイク用にの靴を選ぶといいのか
- ライディングシューズにメリット
- 2019.05~2020.12 日本一周約20,000km完走
- バイクで行くソロキャンプ・ツーリングが好き
- 整備は「調べて挑戦してみる」スタイル
日本一周の経験をもとにバイクで行くソロキャンプやバイク旅、整備について発信しています。
バイクの免許を取りに教習所へ行ったとき、
教官から「バイクを乗るときはかかとがあって、踝(くるぶし)が覆われてるもの」と
指定を受けたことがありませんか?
確かにバイクの乗るときスニーカーでも運転することはできますが
ライディングシューズやブーツが推奨されているのはちゃんと理由があって言われているので
この記事では「バイクに乗るためにライディングシューズ・ブーツのメリット」についてまとめています!
もしあなたがこれから教習所に通う・通っている・バイクに乗り始めたばかりなら
これを機会にぜひライディングシューズについて理解を深めてみてください。
なぜバイクの乗る時ライディングシューズを選ぶのか?
結論から言うと
「バイク用に機能面・安全面ともに考えられた靴だから」
例えばランニングする時ってランニング用や運動用の靴を履いてしますよね?
もちろん走るだけならスニーカーでもできますが、なぜランニング用シューズを履くか
それはランニングのことを考えられた靴で一番適しているから。
バイク用のライディングシューズも同じで
ライダーのことを考えて作られているので
バイクに乗るときは履くことをオススメされています。
ライディングシューズ選ぶメリット
- バイク専用ならではの設計と操作性
- 転倒時に足を保護してくれる
- 雨の日に活躍する防滑性
バイク専用ならではの設計と操作性
ライディングシューズはバイク専用ということもあって
- ペダル操作がしやすいようにシフトパッド
- 硬い靴底で足へかかる力を分散
- 足の位置を考えられたヒールの形状
- 着脱のしやすい構造(サイドシッパーやBoA)
と、よりライダーがバイクを操作しやすいようにと考えられています。
転倒時に足を保護してくれる安全性
ライディングシューズには
摩擦に強い生地の使用やくるぶし部分の保護機能などがあります。
くるぶしは削れてしまうと走行困難になってしまうことが多く大切な部分なので
ライディングシューズにはプロテクターがあったり、生地が補強されていたりします。
また、足首部分を保護することで立ちゴケや転倒時に足が地面とバイクの間に
挟まれた場合に骨折や捻挫などを防いでくれることがあります。
雨の日に活躍する防滑性
防滑性の高い合成ゴムを使用することで
雨の日や濡れたマンホール、側溝などでも滑りにくくなっています。
絶対に滑らないというわけではないので
雨の日の走行や砂利道、濡れた落ち葉などは注意しましょう。
ライディングシューズのデメリット
- 普通の靴より若干重くなる
- デザインが普段使いには向かない
- 防水の靴は通気性が落ちる
普通の靴よりも若干重くなる
安全性や機能性を重視した結果、どうしても普通の靴より重くなってしまいます。
スニーカータイプや夏用のメッシュブーツなどは
手に持ってもらうと分かるんですが、普通の靴と変わらないものもあるので
これは”靴によって変わる”といったところですね。
重さは日常使いで気になる部分なので
買うときは現物を手にとってみて
履いた時のことをイメージしてみてください!
普段使いには向かないデザイン
バイク関連のウェアや靴ってなぜか「バイク用のやつだな」って分かるようなデザインしていますよね。
デカデカと主張の強いロゴや色合いでバイクに乗ってるときはいいけど、
降りて街歩きするには向いていないようなデザインだったりするので
おしゃれしたい人にはちょっと厳しいかもしれません。
アパレルメーカーとコラボとかして
普段でも使いやすいデザインとか作って
くれると嬉しいんですけどね・・・。
防水機能があると通気性が落ちてしまう
ライディングシューズには突然の雨にも対応できるように
防水機能が備わっているものがありますが、
ガチガチに防水仕様のタイプは通気性はいくらか落ちてしまうので夏場などは向かないです。
夏場はメッシュブーツなど
通気性の良いものを選びましょう!
くるぶし(足首可動部)の骨折と後遺症について
「バイク事故でくるぶしの骨折をするとどうなるか」
結論から言うと
多くの場合歩行困難になるので手術による治療が必要になります。
骨折の仕方によっては針金やボルトを使って骨を固定することも・・・。
くるぶしが削れるとどうなる?
骨折するとボルトで固定する手術が必要なのは分かったけど
もし地面との摩擦で”削れた”場合はどうなる?
くるぶしは削れてしまうと再生することはなく、足首が回らなくなります。
つまり、バイクに乗る以前に私生活に支障がでてしまうことになりますね。
そういうことを防ぐためにバイク乗るときは
くるぶしもしっかり覆うもので耐摩擦性が強い生地の靴を履く必要があるんです。
以下の動画はロードレース世界選手権にてバイクに取り付けられていたカメラが
転倒時に地面との摩擦でステップが削れている様子を撮影したも。
一般道で世界選手権レベルの速度を出すことはないですが
地面との摩擦の恐ろしさを知るには良い動画となっています。
履き物によっては違反になる!?
バイクを運転するときまさかいないとは思うけど
- かかとの高いハイヒール
- 下駄
- スリッパ
などを履いて運転すると、
道路交通法第70条「安全運転の義務」や第71条「運転者の遵守事項」の違反になり
違反切符を切られ、反則金を支払うことになります。
- 違反点数 2点
- 反則金(二輪車) 7,000円
- 反則金(二輪車) 6,000円
僕の地元でもたまに
島ぞうりやクロックス等で運転してる人を
見かけますが怖いです。
初心者ライダーにオススメのライディングシューズ/ブーツ
バイク用にライディングシューズ・ブーツを買いたいけど
おしゃれもしたいから「ザ・バイク用」よりもカジュアルさも重視したいという方は
以下のシューズやブーツがオススメ!
RSタイチ : RSS008BOA WRAP エアー ライディングシューズ
エアスルーメッシュとアウターメッシュの2層構造からできていて
夏の暑日でも蒸れを抑えてくれます。
また、BoAシステムを採用していることもあり、
ストレスなく脱ぎ履きが簡単に行うことができます。
ラフアンドロード : ラフライディングスニーカーSL
ライディングシューズとしての機能を備えつつ、ファッション性にもこだわったシューズ。
サイドジッパーは脱ぎ履きを簡単にしつつ、外側へついているのでまたがるとき愛車を傷つける心配がありません。
くるぶし部分には厚めのクッションが入っており、かかと部分はリフレクターによって視認性が上がっています。
ラフライディングスニーカーには
- キャンバスタイプ
- シンセティックレザータイプ
- ブロックソールタイプ
- メッシュタイプ
と展開しています。
エルフ:EXA11(エクサイレブン)
シューレスストッパーとベルトストッパーを採用したことにより
靴紐を結ぶ必要がなく脱ぎ履きがスムーズにでいるようになっています。
また、滑りにくい「防滑配合」「対油配合」のソールにしたことにより
雨の日や整備時も快適性や安全性が向上しています。
WILDWING : ファルコン
街履きも可能なデザインの本格的なライディングブーツ
ソールが専用設計になっていて、ステップへ足を置いたときシフトガードがピッタリ当たるよう計算されています。
サイドジッパーの採用や、靴紐を固定するための面ファスナーなど
ライダーにありがたい機能を備えています。
また、ソールも通常のものから女性に嬉しい厚底のものまでバリエーションが豊富
より詳しく知りたい方はHPをチェック
AVIREX : バイカーブーツ YAMATO AV2100
ミリタリー系で有名なAVIREXから出ているライダー向けのロングブーツ
脱ぎ履きがしやすいようサイドジッパーを採用し、さらにジッパーは隠すことができるので
バイクを傷つけにくくなっています。
ソールには登山用の靴でも使われる凹凸のあるスパイクタイヤのようなゴム底になっています。
カラーも定番のブラックやブランのほかレッドやゴールドなど9色ものバリエーションを展開
ライディンからラウンユースまで様々なシーンに対応。
僕も愛用していて手頃な価格+しっかりした作りです!
ただ最初は皮が馴染んでなくて靴擦れや甲あたりに違和感を
感じることもあるので注意してください!
バイクに乗るときはライディングシューズを履こう
今回の記事をまとめます。
- ライディングシューズは履くべき理由がある
- ライダーのことを考えた設計と操作性
- 事故・転倒時に足を保護してくれる
- 防滑性で雨の日でも滑りにくい
- デザインが「ザ・バイク」のものが多い
- くるぶしは削れると再生せず歩行困難になってしまう
ブーツを選んだら他にもヘルメットやグローブ、ジャケットなど
今では安価でもしっかりとした機能を備えたコスパの良いものがたくさんあるので
チェックしてみてください。