【体験談】北海道へツーリング行く時に「これだけは気をつけるべきこと8選」
ライダーなら「一度は自分のバイクで走ってみたい」と憧れる場所 北海道!
聖地や憧れの地と言われる反面、北海道は「試される大地」と呼ばれるような厳しい一面も持ち合わせているのも事実。
毎年たくさんのライダーが北海道へ行くも、楽しいツーリング中に事故を起こしたり・巻き込まれたりしていて
楽しいはずの北海道ツーリングが一変、辛い思い出になってしまうかもしれません。
そこで今回は少しでも北海道を安全に走るため
日本一周で北海道を一周した経験を元に「北海道を走ると気に気をつけるべきこと」についてお話ししていきます。
北海道ツーリングで気をつけること
1.ガソリンの残量は常にチェックー給油はできる時に行うー
北海道へ行って驚いたことは
- ガソリンスタンドが24時間じゃなく17時には閉まる
- 日曜は定休日なところが多く閉まってる
それも大きな街を離れるとガソリンスタンドがない区間があることなんでザラなので
常にガソリンの残量はチェックし、「まだ大丈夫かな」と思っても
こまめに給油しておくことをオススメします。
僕はこのことを知らず農家バイトをしているとき、「バイト終わったら給油して帰ろう」と
気軽に考えていたら一番近い給油所が17時閉店(バイトも17時上がり)でバイト先から帰れなくなりそうになり
農家さんに相談したらガソリンを分けてくれて事なきを得ましたが本当に危なかったです。
1ℓ程度でいいので緊急用に携行缶を用意しておくことをオススメ!
2.スピード違反の取り締まりには用心ー隠れて見張ってる?!ー
北海道の道は広く真っ直ぐ続いてることがよくあります。
さらに晴れた日には景色がいいので、景色に見惚れてると気づかないうちに速度違反で
陰から見ていたパトカーに切符を切られてしまうなんてことも…..
北海道の方に教えてもらったのは
「街の出入り口付近はよく張ってるから気をつけた方がいいよ」というもの。
北海道の道は走っててとても気持ちいいからこそ
気づいた時には制限速度をオーバーしていた
と意図せず速度が出てしまっても違反は違反なので安全運転を心がけましょう!
3.野生動物との遭遇と飛び出しー夜は絶対走っちゃだめー
北海道でとにかく怖かったのが「野生動物の飛び出し」
その中でもエゾシカが道路脇から飛び出してきてぶつかった
なんて話は北海道にいるとよく耳にしました。
これも農家バイトしている時の話ですが、いつも通りお世話になってる農家さんのところへ向かうと
そこには助手席側のフロントガラスやボンネットがぐちゃぐちゃになってる一台の車が……。
話を聞いてみると、どうやら前日の夜に子供を迎えにいく途中にシカと衝突したとのこと(農家さん「よくあること」と笑っていましたがゾッとしました)
バイクがシカと衝突すると、よくて大怪我、運が悪ければ廃車や死亡事故になることだって
十分あり得ることなので、夜は極力走らないようにしましょう。
北海道のシカは奈良にいるシカと違ってかなり大型で
かつ、集団行動するので1頭見つけたら周りにもいるので
注意するようにしましょう。
大袈裟かもしれませんが、北海道では毎年身勝手な観光客によるクマへの接近などが問題視されていて、
知床峠では2020年に試験的なマイカー規制実験などが行われました。
今後、観光客のマナー次第では実験ではなく完全にマイカーの乗り入れを禁止する可能性も十分にあります。
過去には身勝手な観光客の身勝手な行為が
こういう悲しい出来事を招いた事実がある
ということも北海道へ行くとくは知っておいてください。
4.気温の変化に注意ー寒暖差で体調を崩すこともー
北海道へツーリング行く時、「まだ夏だし軽装でいいや」と軽い気持ちで防寒対策を怠ると痛い目を見ます。
実際、日中は太陽がでていて暑く感じても風が冷たかったり、
夜になってぐっと冷え込んだりすることもあるので
北海道へ行く時は防寒対策もしっかり行うようにしましょう。
オススメは
- ウルトラライトダウン
- ヒートテック(極暖)
- 厚手の靴下
それと、「レインウェア」もいざというときの防寒になるので必ず一着は用意してください。
5.天気予報を信じすぎちゃダメー遠くの天気を目で見て判断ー
北海道はとてつもなく広いです!
最北端にある稚内から中心部の札幌までの直線距離は約260km
これは東京から名古屋までの距離とほぼ同じ。
これだけ広いと同じ北海道内でも天気予報はかなり変わります。
なので「天気予報で行き先は晴れだったし大丈夫だろう」と思い込まず
遠くの天気を見ながら判断するようにしましょう。
北海道は遠くまで見えるので
行き先で雨が降ってるか目視でもよくわかります。
6.北海道の道路は柔らかい?!ーサイドスタンドだと沈むこともー
北海道のコンビニで見かけた「コンビニに前にバイクを止めないでください」という張り紙。
どうやら北海道は厳しい寒暖差に適応するためにアスファルトの材質が変わっていて
本土に比べて”柔らかく”なっているようです。
そのため、気温の高い夏場などサイドスタンドでバイクを駐車すると
地面が重さに耐えきれず凹んだり陥没してしまうので
サイドスタンドプレートなどを活用して地面にかかる圧力を分散してあげましょう。
7.北海道のドライバーはバイクに慣れてない?!ー常に死角に注意ー
これは調べていて知った事実なんですが、
バイクが走れる時期が極端に短いこともあって
どうやら北海道のドライバーは周りにバイクがいることに”慣れていない”ようです。
そのためかバイクの死角を知らなかったり、追い抜き・車線変更などでヒヤッとさせられることもあるのだとか。
ただこれに関しては北海道に限った話ではないので
バイクに乗るときは「車はバイクのことなんか見えてない」と思って常に疑って走った方がいいです。
北海道の車は速度がかなり速いことが多いので
そこは走っていて注意が必要です。
後ろから速い車が来たらさっさと譲って自分は
ゆっくり走りましょう。
8.オフラインマップを活用ー意外と電波が繋がらない?ー
大きな街で繋がらないということはないんですが
街と街の間や山間部を走ってるとたまに大きな道路でも電波が繋がらないこともしばしば….。
特に”人が住んでない部分”での電波は心許ないものがありました。
そういう時の対策としては「マップを事前にダウンロード」しておきましょう。
googleマップは事前にマップをダウンロードしておくことで電波が入らない状況でも
現在位置を把握し道に迷うことがなくなります。
他には「ツーリングマップル」などの紙のマップを使えるようにしておくと
電波が入らない場所でも迷うことなく目的地へ行くことができます。
北海道のマップなら
「ツーリングベストガイド」もオススメ!
おわりに
これまで47都道府県を全部走りましたが、北海道はベスト3に入るほど
走っていて楽しい場所と同時に広すぎて大変なことも多かったですが
一度行ってみると多くのライダーが毎年訪れる理由がわかります。
もし今後、北海道へツーリングや長期間のバイク旅を考えているのであれば
この記事で取り上げたことには気をつけるようにしてください!
楽しいバイクライフを送りましょう!
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