【グリップ交換】スーパーカブのハンドル径は2種類「19mmと22.2mm」
カブのハンドルグリップ交換してみたいけど
・交換するのに何が必要?
・グリップってどれを選べばいいの?
・素人でも簡単に交換できる?
誰かわかりやすく教えてほしいなぁ
という方にオススメの記事です。
- モデル別のカブに使えるグリップサイズ
- 古いカブのハンドル径には注意
- 迷ったら純正を選べば間違いない
はいさい!かきぴーです。
今回は「カブのハンドルグリップのサイズ」をテーマにお話ししてこうと思います。
ひとくちにカブといっても
- リトルカブ
- スーパーカブ
- スーパーカブ50STD
- スーパーカブプロ
- ハンターカブ
- クロスカブ
いろんなモデルがありますが、一部のモデルを除いてほとんど同じサイズのハンドルグリップを使用しているのでそこだけ注意しましょう。
カブのモデルって上で紹介してる以外にもたくさんあって、気になる方は「スーパーカブ カスタム&グッズ大全」という本を読んでみると
「なにそのカブ?!」という昔のモデルや個人のカスタムなどたくさん載っているのでカブ好きにオススメ!
「スーパーカブ カスタム&グッズ大全」はkindle unlimitedにて無料で読むことができます。
スーパーカブのハンドル径は「19mm」「22.2mm」の2種類
カブのハンドル径はちょっと変わっていて
- カブ独自の19mmのハンドルバー
- 一般的なバイクに採用されてる22.2mmのハンドルバー
の2種類があるんです。
ちなみにアクセル側は通常スロットルカバーという樹脂製のパイプが付いてるので、どちらも25.4mmとなっています。
「え?どゆこと?」
と初めて聞いた方は混乱すると思うので以下の表に分かりやすくまとめています。
2011年以前の 丸目スーパーカブ&リトルカブ | 普通のバイク&角目カブ | |
右グリップ内径 | 約25.4mm | 約25.4mm |
左グリップ内径 | 約25.4mm | 約22.2mm |
2011年以前の丸目のスーパーカブやリトルカブは左側の内径約25.4mmに対して、普通のバイクや角目のカブ、現行モデルのカブは約22.2mmとなっています。
ちょっと昔のカブは写真のようにハンドルにパイプが上から溶接されていて、これで左右の径を同じにしていたんですね。
とりあえず2011年以前の丸目の50cc/70cc/90ccカブとリトルカブは左右のサイズが同じハンドルグリップを使用することになる。
ということを覚えてもらえれば大丈夫です!
古いカブは22.2mmのグリップは使えないの?
とはいえ、「古いカブでも22.2mmのハンドルグリップを使いたい!」ということもあると思います。
そういう場合はM&F Cubyが出している以下のアダプターを使えば22.2mm対応のハンドルグリップを使うことができます。
だけどこれをつけるには元からついてるパイプの溶接部分を削ったり、新しいパイプがずれないように固定したりと
”上級者向け”のカスタムになるので、自分でできない場合はカスタムショップに依頼することになります。
グリップを2つ買って片側だけ使うこともできる
上記以外の方法では22/25のグリップを2つ買って25側だけ使うという方法もあります。
出費が2倍になるので「よっぽどほしいグリップ」でなければ、あまりオススメはしません。
”貫通タイプ”か”非貫通タイプ”かを選ぶ
カブに使用するグリップの違いが分かったら次は、”貫通タイプ”と”非貫通タイプ”を決めます。。
- 貫通タイプ:グリップエンドやバーエンドミラーをつけたい人向け
- 非貫通タイプ:ハンドルをシンプルに少しでも軽くしたい人向け
貫通タイプのハンドルグリップ
貫通タイプはグリップの外側に金属(グリップエンド)をつけたりするために上の画像を見ると両方にガッツリ穴が空いているのが分かりますね!
これが貫通タイプのハンドルグリップです。
非貫通タイプのハンドルグリップ
これが非貫通タイプのハンドルグリップで、ハンドルの外側に穴が空いていないのが分かります。
ハンドルを軽くしたり、グリップエンドはつけないという方には非貫通タイプがオススメですね!
間違って非貫通タイプを買ってしまった場合
「貫通タイプが欲しかったけど、間違って非貫通タイプを注文してしまった」
という場合の対処法は3つ
- 諦めてそのまま使う
- 可能なら返品して(無理ならメルカリなどで売って)、新しいものを買い直す
- 外側を”くり抜いて”貫通タイプとして使う
カッターナイフでもできますが、より綺麗に切り取りたいといはこのグリップエンドカッターを使うことで後から穴を開けて使うことができます。
とはいえ、そのためだけに2,000円ほどするカッターを買うのも抵抗があるので一番現実的なのは「返品して(無理ならメルカリ等で売って)、買い直す」ですかね。
ネットで買うときは特に「グリップ内径」と「全長」には注意しチェックしておきましょう!
2011年以降のカブや角目カブはハンドル径22.2mm
2011年以降のカブや角目カブは22.2mmが採用されているので、グリップを交換するときは「R:25.4mm」「L:22.2mm」に対応してるものを選んで大丈夫です。
いくつかのブログを調べてみたところ
- スーパーカブ50~110:グリップ長さ115mm
- スーパーカブ125:グリップ長さ120mm
を使用している方がほとんどでした。
※確実に間違わないためにも手元のカブのグリップ長さを測りましょう。
汎用品はどうしても短い場合があるけれど、そいうときはスペーサーを使って調整します。
Beatus:タル型グリップ π22mm用 全長115mm
タル型グリップは楕円形になっているグリップで中央が膨らんでいるので、”少しの握りでアクセル操作ができる”という特徴があります。
非貫通タイプとなっているので基本的にグリップエンドは取り付けません。
カブではないですが僕自身、エストレヤにタル型グリップを3年ほど愛用していて機能面やドレスアップとしてもオススメのグリップ
デイトナ:PROGRIP(プログリップ) 耐震ゲル π22mm用 全長120mm
ソフトとハードの二層構造ラバー仕様となっていて、ハンドルへ伝わる振動を抑え長距離ツーリングの疲労軽減をしてくれます。
円筒形のものと握りやすく凹凸があるタイプの2種類がありますが、凹凸タイプは最初慣れないと違和感があると思います。
NTB(エヌティービー) :RGH-01ラバーグリップ 全長103mm
ほぼ純正と変わらないグリップになるので、「下手に変えるより純正がいい」という方はこちらのグリップを選んでみるといいですね!
商品ページには01,02,03とナンバリングがありますが01(右側)02(左側)となっているので購入するときは01と02の両方必要になります。
2011年以前の丸目スーパーカブ(50/70/90)&リトルカブは左右25.4mm
2011年より以前の丸目スーパーカブやリトルカブの場合は左右共通で25.4mmなので、内径24mmと書かれているものや、カブタイプと書かれているものを購入しましょう。
もちろんここでもグリップ購入前に今使用しているものの長さを測って近いものを選んでください。
ポッシュ(POSH):ミニ樽型グリップ 左右π24 全長100mm
タル型をえらぶときは商品説明に”ミニ”と記載があるものや”カブタイプ”と記載されているものを選びましょう。
ジルズプロダクツ:グリップ PROFESSIONAL 左右π24 全長108mm
「タル型は飽きたけど純正に戻すのもちょっと・・・」という方はストレートだけどグリップのデザインや色が違うものを選んでみるのアリですね。
デザインや色を変えるだけでも「カスタムした満足感」はあるのでオススメです!
NTB(エヌティービー) :RGH-03ラバーグリップ 左右共通 全長103mm
「純正に近いグリップが欲しい」という方はこちらがオススメ。
購入時の注意点としてはこのグリップは”単品販売”なので、左右変える場合は2つ買う必要があります。
また、商品ページに01、02、03とナンバリングがあり左右共通は「03」の方なので間違わないように注意!
ハンドルグリップ交換に必要な道具
自分でハンドルグリップを交換するときは以下の道具が必要になります。
- 交換用グリップ
- カッターナイフ
- グリップボンド(多目的用でもOK)
- プラスドライバー
- パーツクリーナー
ボンドについてはグリップボンドの代わりにホームセンターで売ってる多目的用のボンドでも対応できます。
僕はいつもコニシの「ウルトラ多用途」を使っていますが、数百円の違いなのでどちらでも大丈夫です!
古いグリップは思い切って切って捨てる
グリップ交換で古いグリップ交換は思い切ってカッターナイフなどでスパッと切って捨てましょう!
そのほうが作業が楽ですが、手を切らないように注意してくださいね!
自分で作業を行うときは事前に動画などで手順を確かめておきましょう。
スーパーカブのハンドルグリップ交換はサイズに注意
- スーパーカブにはハンドル径がモデルで分かれている
- 2011年以前のスーパーカブ50/70/90やリトルカブは「左右25.4mm」
- 角目カブや今のカブは「右25.4mm」「左22.2mm」
- 長さは115~120㎜とモデルによってわるので買う前に測っておく
- グリップは「貫通/非貫通」があるので注意
ハンドルグリップ交換はそこまで難しい作業じゃないので、しっかり調べて道具を揃えてあげれば初心者でも自分で交換することが可能です。
そしてなにより、グリップ交換だけでも見た目も変わりバイクへの愛着も深まるのでおススメのプチカスタムです!