【自作キャリア】エストレヤにホムセン箱を固定するキャリアを作ろう!
日本1周するバイクって大体ホムセン箱をつけてるけど、
「どうやって付けてるのか」
「自作してる人はどうやってるのか」
僕は日本1周に出る前にそんなことを考えて
同じエストレヤに自作のキャリアをつけてる人の
ツイッターやブログ、動画などを手当たり次第漁ってました。
ただ、あまり自作キャリアの材料や手順を公開してる記事に巡り会えなかったので、同じ悩みを持ってる人の参考になればなと思い記事を書いてます。
“一つのアイディア“として参考になれば嬉しいです!
注意ポイント
自作キャリアは材料や工具などによっては既製品を使った方が安上がりになります。
キャリアを自作するメリット/デメリット
メリット
- バイクや箱に合わせて作れる
- 低予算で作れる
- 好きな材料で作れる
「バイクや箱に合わせて作れる」これが自作キャリアの最大のメリット
ホンダのカブ、ヤマハのギアように大きな箱を取り付けることをある程度想定しているバイクなら問題ないが、大抵のバイクにはそうした想定がないので自分で工夫してつける必要がある。
自作ならバイクの構造に合わせてキャリアを作ることができるので、ある程度もの作りに慣れてるならチャレンジしてもいいと思う。
デメリット
- ある程度“もの作りの“慣れが必要
- 工具などによっては既製品を加工したほうが安上がり
- 想像通りに作るのは難しい
逆に自作のデメリットは「予想以上にコストがかかる場合がある」ということ。
一つひとつのパーツは安くても、積み重なるとそれなりの出費になってしまう。
僕がまさにこれで、最初は3,000円ほどで作る予定が足りない工具や部品を買い足していたら10,000円近くなってしまっていた。
ただ、僕の場合は「自分で作ってみたい」と最初から考えていたので後悔はしていない!
自作キャリアを作ってみたい時は
- 必要な材料・工具
を事前にリストアップして近くのホームセンターへ行き、どのくらいのコストがかかるのかをチェックすることを強くオススメする!
自作したホムセン箱用キャリア
これが僕が自作したキャリアで、エストレヤの純正キャリアの延長したような感じになっている。
日本1周中に何度か調整したりしていたので壊れることなく200日以上の旅を完走した!
自作キャリアのイメージ
まずはエストレヤにどんな自作キャリアを取り付けるかをイメージ
今回は日本1周するということもあって
ツーリングバッグ+ホムセン箱が載せれて取り外せる
ものをイメージして作っていこうと思う!
まずは家にあったラックに借りのせして“だいたいどのくらいの大きさが必要になるか“をチェック
今思えば、これをそのまま加工したら安くかつすぐに作れた気もする(笑)
幅は申し分ないけど、長さに不安があるからも少し長いものを自分で作ることに。
使用するホムセン箱は「アイリスオーヤマ密閉バックルストッカーKB-540」
約70ℓという大容量で荷物をしっかりコンパクトにすればこれ一つで日本1周もできる!
用意した材料
- マルチアングル(幅30mm、長さ700mmと300mm2本ずつ
- 家にあった木材
- 鬼目ナット(8mm用)×10
- Uボルトプレート×1枚
- M8ボルト(20mmと60mm)
- 各種ワッシャー
- ステー
- パイプを固定する組立式バンド
キャリア自作
まずは台座を作っていく!
用意したマルチアングルの四隅をM8ボルトで仮組みして、木材の配置場所を仮決め。
多少の変化はあるけど、大まかな形はこれで決定して作業をしていくことに。
雨に降られた時を考えて使う木材にはニスを塗ってある程度防水加工していく。
この時はまな板用のニス塗りも一緒にやっていたので、使用してるニスは“食品衛生法適合“している水性ウレタンニスなんだけど、木材だけなら別のニスでも全然OK!
※写真にうつってるベニア板はホムセン箱の下敷き用なのでここでは使わない。
ニスは“薄く塗って乾かしてまた塗ってを数回繰り返し“
ニスが乾いたら次は金具と固定する部分に穴を開け“鬼目ナット(M8用)“をねじ込んでいくんだけど、ねじ込むための穴が小さいと木材の方が耐えきれず割れることがある。
なので、M8用の場合は11mmくらいがオススメ(下穴10mmだと割れた)
逆に下穴が大きすぎると鬼目ナットがうまく固定できなくなるので注意が必要!
ねじ込むときは鬼目ナットの周りに木工用ボンドなどを塗っておくと防水に役立つはず。
ポイント
鬼目ナットをはめ込む場所は
「マルチアングルを固定する場所」と「L字プレートを固定する場所」
エストレヤへはこんな感じで取り付ける予定。
次はホムセン箱を固定するためのL字プレートの取り付け。
L字プレートは写真のように固定するため、ホムセン箱の幅からはみ出ない程度に大まかな場所を決めてキャリア本体に取り付け。
ホムセン箱の固定ボルトはアイボルト(12mm)なので、金具に12mm用の穴を開けて加工する必要が出てきたので、電動ドリルを使って穴を開けていく。
金属に穴を開けるときは“鉄工用ドリルが必須“になるので、ない場合はホムセンで購入しないといけないけど、これがまた高い!
こんな小さいもので1本3,000円近くする。
それでも必要なものなので泣く泣く購入したが、この時点で最初想定していた予算は大幅にオーバーしカブのキャリアなどをヤフオクで落としていた方が安上がりになってた(笑)
プレートに穴を開けて本体へ取り付けたら、次はエストレヤの純正キャリアに固定するためのボルトを取り付けていく。
キャリアには“Uボルト用プレートとM8×60mmボルト2本“使っての固定
木材の部分にUボルト用プレートで印を付けて穴を開け、自作キャリアと純正キャリアを挟み込むように取り付けていく!
下から見るとこんな感じ。
ボルトを下に突き出るように固定してるので、定期的にナットに緩みがないか確認しておかないと気づいたらナットが落ちて無くなってたなんてこともあり得る。
次は自作キャリアと車体を固定する方法
パイプなどを固定する金具とステーを使って4箇所固定していくんだけど、この固定方法はよくなく日本1周の途中でフェンダーモール(固定してるパイプ部分)が破損してしまった。
↑これが破損した時の写真
構造力学に詳しい友人がいるという方から教えてもらった固定方法がこちら
少しわかりにくいけど、追加で黒いステーをフレームに取り付けている。
教えてくれた方が言うには「トラス構造」にすると強度が上がるらしい。
なので、自作キャリを後付けで付けたい場合は「フレーム」に取り付けて負荷をうまく分散させることが大事になってくるらしい。
エストレヤの場合はフェンダーはフレームとは別になっているため、今回負荷に耐えきれず破損した可能性が考えられる。あと単純に中古ということもあって金属疲労もあったかもしれない。
トラス構造についての説明は「ものづくりウェブ」で解説されています。
おわりに
キャリアを自作している時はあまり気づかなかったけど、色々突っ込みどころのあるキャリアで今ならもっと上手に作れる気がする(笑)
今回のまとめ
- 自作キャリアはバイク・箱に合わせて作れる
- 場合によってはコストが予想以上にかかる
- フレーム固定がより強度を出せる
- 既製品加工をまずは考えてみる
ちなみにキャリアを作るのが面倒な場合は
タンデムシートに「箱をベルトで固定する」方法がオススメ
ベルトは「ラチェット式ベルト」を使う人が多く、これならしっかり荷物を固定できる!
ホムセン箱の固定・加工方法は別で紹介しようと思います。
最後までご覧いただきいっぺーにふぇーでーびる!
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