改良版ワイヤレス充電対応スマホホルダー「ビートル」6つの変更点を紹介

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先日、kaedear(カエディア)から発売したスマホホルダー「クイックホールドビートル」が届いたので、改良された点や取り付け方、使ってみた感想について紹介していきます。

今作もそうだけど個別の名前がないみたいのなので、この記事では公式も使ってる「ビートル」を名前に使っていこうと思います。

〈この記事でわかること〉
  • ビートルの改良された点
  • 実際に使ってみた充電速度
  • オススメする人
この記事を書いた人
  • 2019.05~2020.12 日本一周約20,000km完走
  • バイクで行くソロキャンプ・ツーリングが好き
  • 整備は「調べて挑戦してみる」スタイル

日本一周の経験をもとにバイクで行くソロキャンプやバイク旅、整備について発信しています。

目次

カエディア「ビートル」はコスパ良い

前作もそうだったけど、今作の「ビートル」もコスパがかなり良いスマホホルダーに仕上がってます。

「前作と今作買うならどっちがいい?」と聞かれたら間違いなくビートルをオススメですね。

これは機能面でもビートルの方が優れてるということもあるけど、一番の決め手は”価格にあまり差がない”ということ。

  • 前作:3,798円
  • 今作:3,980円

とこの二つの差は約200円なので、それなら改良されたビートルを買った方がかなりお得。

ビートルが前作から改良された点

ビートルが前作から改良された点は6つ

  1. カメラの出っ張りに干渉しないよう対応
  2. QIとUSBの同時使用が可能に
  3. SAEコネクターの採用
  4. 本体USBがA→Cヘ変更
  5. 本体裏の切り替えスイッチの役割変更
  6. 工具なしでも取り付け可能なセット内容

※バイクのタンクやシートを外すには別途工具は必要になります。

1.カメラの出っ張りに干渉しないビートル形

「ケースをつけないでセットした時にカメラの出っ張りが干渉してワイヤレス充電ができない」

というユーザーの声に応えて大きく変更された点の一つがスマホホルダーの形状変更されました。

これまでの4隅を固定していたもから下の角2箇所と上の1辺を固定するビートル形へ、それに加えてスマホを置く部分を小さくしたことでカメラ出っ張ってる機種でも干渉せず、ちゃんとワイヤレス充電が可能に

また対応できるスマホの厚さも14mm→15mmになっていてより厚みのあるスマホでも対応しています。

iFaceなどの曲線を描いてるスマホケースでも対応してるとはいえ、背面に指を通すリングを取り付けていると固定できないのでそこだけは注意しましょう。

下の足部分にあるネジを緩めることで固定部分を若干左右へ広げて調整することも可能。

ビートルはスペックを見ると以下のサイズなら取り付け可能です。

  • 縦幅140~190mm
  • 横幅60~90mm
  • 厚さ15mm以下

iPhone12pro Maxが「160.8 × 78.1 × 7.7mm」なので、大抵のスマホなら使うことができますね!

2.Qi(ワイヤレス充電)とUSBの同時使用が可能に

前作でも惜しいと思った「QiとUSBの同時使用ができない問題

街乗りでは特に気になることもないけど、遠出や泊まりがけのツーリングなどではスマホ以外にカメラなどのガジェットを持っていくこともあるので同時に充電できるようになったのは大きいです。

また、ガジェットの他にもUSBにドライブレコーダーを繋げば面倒な配線の取り回し要らずで取り付けることができるのはとてもありがたい。

USBはQC3.0に対応しているので、同じQC3.0に対応したケーブルを使うことをオススメします。

3.SAEコネクターの採用

ビートルには本体から20cmのところにDC12V入力のSAEコネクターが新しく採用されています。

これによって次のようなメリットが出てきます。

  • 新モデルや互換性のある他製品へ交換
  • ホルダー本体を簡単に取り外せることで防犯対策になる
  • 壊れても配線を繋ぎ直す必要がない

カエディアの担当者に直接質問してみたところ他にもメリットが多くあったので、以下の記事でまとめているのでチェックしてみてください。

【関連記事】カエディア担当者に聞いてみた!ビートルにSAEコネクター採用する8つのメリット

4.本体コネクターがUSB-AからUSB-Cへ

ビートルからは本体についてるUSBのコネクターがType-Cへ変更されている。

これによってこれまで使っていたケーブルが買い替えになる可能性があるので注意が必要!

iPhoneを使用してるなら「USB-C to lightning」を本体と一緒に購入しておくことをオススメします。

5.本体裏のスイッチの形状変更

前作は「Qi」「USB」「OFF」の3つを切り替えるために上下・真ん中でスイッチを切り替えていたけど、ビートルはその必要がないので「ON」と「OFF」をスイッチを押すごとに切り替えるようになっています。

ちなみにスイッチと反対側には充電がONになっているかを判断するインジケーターがついていて、ONなら青く光って、OFFなら光らないようになっているのでこれで判断できます。

ただ、本体の裏面ってほとんど見ることがないので「充電がされない時はとりあえずスイッチを押してみて」

そこで充電されないときに確認するくらいでいいと思います。

6.工具要らずに本体を取り付けることができるセット内容

前作もほぼ工具いらずで取り付けることはできたけど、ビートルはさらにセット内容にケーブルを追加することで、工具を必要とせずに取り付けられるようにしています。

それがこの両端がぞれぞれ「ギボシークワガタ」「平型ー平型」のケーブル

状況に応じてこのケーブルを本体から伸びているケーブルの取り付けるだけで、車体へ取り付けることができるようになっています。

〈注意点〉

配線をいじったり、リレーを取り付けるときは電工ペンチや延長用の配線など道具が必要になります。

安物でいいので揃えておくと便利ですよ。

ビートルを車体へ取り付けの仕方

もともとエストレヤにはシガーソケットを取り付けるための配線を組んでいて、それを利用して前作を取り付けていたのでビートルは前作を外して同じように取り付けているだけ。

配線図は以下のようになっています。

バッ直だとスイッチの切り忘れでバッテリーをあげてしまう心配があったので、バッテリーとビートルの間にリレーを挟むことでキーのON/OFFに連動するようにしています

※バッ直:バッテリーに直接配線を繋ぐことで、これをやるとエンジンを切ってるときも電気が流れるので上がる場合があるので注意しましょう。

配線したときのことは下のページで解説してるのでもっと詳しく知りたい方は確認してください。

一番気になるのが充電機能

クイックホールド ビートル KDR-M14A

「カメラの出っ張りに干渉する形状をどうにかしてほしい」
「ワイヤレスとUSBを同時に使えるようにしてほしい」

というユーザーの声に応えた改良がされているので説明書や商品ページを見るに、出力については変更はないようです。

使ってみた感じ、特に前作との違いはなく日常やツーリング時などでも問題なく使えますが、実際に充電開始から走行時間などを記憶してどの程度充電されるのかを出したので参考にしてください。

状況充電状況
ワイヤレス(ナビ使用)30~40分で1%の充電
ワイヤレス(ナビ不使用)2~3分で1%の充電
ワイヤレス+USB同時(ナビ不使用)スマホ約2.5分で1%
ゴープロ(本体)約6分で1%

※USBで使用したケーブルはiPadに付属するApple純正ケーブル
※充電率を分かりやすくするためGoPro本体を使用

やはり一番ネックなのは「ナビ使用時にワイヤレス充電だとうまく充電されない」という点ですね。

ワイヤレス充電は構造上どうしても大量の電力を必要とするアプリを使用すると極端に充電性能が落ちてしまいます。

こればかりは不具合などではなく仕方ないことなので割り切るしかないです。

USBでの充電は今回USB-C to lightningを持っていなかったためナビ使用時のスマホの充電効率は確かめられていませんが、他の機能が前作とあまり変化がないことからおそらくUSB使用時ならナビを使っても問題なく充電できると思います。

今回はUSBにiPad付属の充電ケーブルを用いて検証してみましたが、USBでの充電をするなら最低でも2.1A以上に対応してるケーブルがオススメ

クイックホールドビートルは状況に応じた使い分けが大事

クイックホールド ビートル KDR-M14A

ビートルも前作と同じく状況に応じた使い分けしてうまく活用していく必要があります。

使い分けの仕方として、次を目安にしてみてください。

  • 充電に余裕がある、雨の日 → ワイヤレス(Qi)を使用
  • 充電に余裕がない、走行しながら充電しておきたい → USBを使用
  • ワイヤレスとUSBを使用するときはスマホの充電は満タンに近い状態にしておく

こんな人にビートルはオススメ!

これまでビートルについてみてきましたが、このような人にはオススメ!

  • とにかく安くホルダーと電源を揃えたい。
  • しっかりとホールドしてくれるスマホホルダーが欲しい
  • ハンドル周りをあまりごちゃごちゃさせたくない
  • ケーブルを使って充電のめんどうから解放されたい
  • 配線とは難しい作業が苦手
かきぴー

取り付けが難しい方は持ち込みでショップにお願いした方が
より確実で安心できます。

※ショップに持ち込むときは事前に「持ち込み大丈夫ですか?」と確認しましょう。

おわりに

全体的に見ても今回紹介したカエディアのビートルはコスパの良いスマホホルダーに仕上がっています。

まとめ
  • カエディアのビートルはコスパが良いスマホホルダー
  • 前作と改良された点は6つ
  • 「本体形状をビートル形へ」「QIとUSBの同時使用可能」「SAEコネクター採用」
  • 「本体コネクターをUSB-AからCへ」「本体裏のスイッチ形状変更」「工具なしで取付け可能なセット内容」
  • 前作と充電性能はあまり変わっていない(ナビ使用のQiは苦手)
  • 状況に応じて使い分けが大事

ただ、ワイヤレス充電は構造上どうしても電池を多く使用するアプリとの同時は苦手なので、この辺りは今後技術の進歩を待つしかないですね。

「スマホホルダー欲しいけどどれを選べばいいかわからない」と迷っているならカエディアのビートルを選択肢の一つとして検討してみることをオススメします。

おまけ

カエディアには付属品として「セーフティーバンド」があるが、これをつけると取り付け・取り外しがワンタッチでできなくなるのでオススメはしません。

前作から1ヶ月以上使い続けているがかなり酷いダートや段差を勢いよく乗り越えるなどしない限り落ちることはないと思って大丈夫です。

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この記事を書いた人

28歳NFT仮想通貨ブロガー|日本一周の経験からバイクブログを1年続けるも月5000円程度で消耗|「投資ってなに?」状態から友達のすすめで仮想通貨をはじめたことをきっかけに仮想通貨ブログへ転身|同じように知識ゼロだけど仮想通貨をはじめたい人に向けてブログを書いてます|2022年2月からNFT沼にハマる

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