【日本一周にも愛用】SOTO「ST-310」のメリット/デメリットを解説
・ソロキャンでガスストーブってどれがいいの?
・SOTOのST310って人気だけど実際どうなの?
・初心者でも扱いやすい?
こんなお悩みにお答えしていきます。
はじめてソロキャンプするときってガスバーナー1つ選ぶにも種類がありすぎてどれを選べばいいか迷いますよね。
ぼくも最初わからず選んだガスバーナーが使いにくく失敗した経験があります。
そこで今回は僕が日本一周でもずっと愛用していたSOTOのシングルガスストーブ「ST310」がとても便利で初心者にもオススメなガスストーブなので紹介していいきますね!
実際にキャンプ経験がほとんどないときにST310を購入してから日本一周の間ずっとこのガスストーブを使いましたが、めちゃめちゃ使いやすいです!
キャンプをこれから始める人にも良心的な価格でありながら初級者から中上級者まで長く愛用できるガスストーブ「ST310」の魅力や注意点に解説するので、ぜひ参考にしてください。
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火傷防止の脚部カバーと点火しやすいアシストがついてセットがオススメなのです!
- 2019.05~2020.12 日本一周約20,000km完走
- バイクで行くソロキャンプ・ツーリングが好き
- 整備は「調べて挑戦してみる」スタイル
日本一周の経験をもとにバイクで行くソロキャンプやバイク旅、整備について発信しています。
SOTO ST310は初めて買うガスストーブにオススメ
SOTO ST310は結論から言うと「これからキャンプを始める初心者にもオススメできる製品」です。
ぼく自身、日本一周を含め2年以上愛用していますが使い勝手も良くソロには十分な火力で耐久性もあるのでソロキャンプで使うには必要十分な機能を備えています。
ただ、そのままだと使いにくい点や気になる部分もあって快適に使うには”ちょっとした工夫”が必要になるので、そういった部分も合わせて紹介していきますね!
もし「もう購入決まってるし一番注意する部分だけ知りたい!」という方はまとめの一つ手前にある「リコール情報」まで読み飛ばしてもらって大丈夫です。
SOTO ST310のオススメポイント
- CB缶なので扱いやすい
- マイクロレギュレーター搭載で寒くても火力が安定している
- 連続使用してもドロップダウンによる火力低下がない
- 折り畳めばコンパクトに収納
1.CB缶使用なので初心者でも扱いやすい
初心者にはCB缶使用のガスストーブがオススメと別記事で紹介していますが、
ST310もCB缶を使用するシングルガスストーブです。
コンビニでも手に入り、カセットコンロでもお馴染みのガス缶なのでキャンプしたことない初心者でも
扱いやすく、全国どこでも手に入りやすいという特徴があります。
CB缶がオススメする理由についてはこちらの記事でまとめているのでチェックしてください。
》【初心者向け7選】バイクキャンプに持っていくガスバーナーの選び方
2.マイクロレギュレーター搭載で寒くても安定した火力
SOTOのST310は”マイクロレギュレーター”を搭載しており、
CB缶内の液体ガスがしっかり気体で出てくるようになっています。
これによって気温が低い時でもしっかりとガスが出てきて燃え上がります。
公式HPに載っているデータによると
外気温が5度の時でも水1ℓを沸騰させるのに
レギュレーターなしは5分33秒に対して、ST310は4分かからずに沸騰させています。
また、”ソロ”で使う分には問題ない火力です。
複数人でのグルキャンだとちょっと力不足になるので、そう言うときは各自が自分のガスストーブを使うか
大きいカセットコンロで調理するようにすることをお勧めします。(ファミリーなどは特に)
3.ドロップダウンによる火力低下が起きず連続使用ができる
ドロップダウンとはガスの気化熱で缶の温度が下がり、液体ガスがうまく気化できず火力が急激に弱くなることを言います。
ST310ではこのドロップダウンによる火力低下が起きにくいので、
長時間の連続使用をすることができます。
4.折りたためるコンパクト収納
折り畳んでも大きいという声もありますが、
荷物をできる限り切り詰める登山やバックパッカーでもない限り
気にならないサイズのコンパクトさです。
僕の場合は写真のようにメスティン(ラージ)に
ガストーチ、オピネルナイフ#8、風防、ポケットガスストーブと一緒に収納しています。
ST310の気になるポイント
SOTO ST310の気になるポイントは
- 使いにくい点火スイッチの位置
- 使用中は五徳が熱くなって火傷してしまう
- 風に弱い
1.使いにくい点火スイッチ
ST310はステルスイグナイターを採用していて電気回路を全て内部に収めています。
それにより故障頻度が激減したメリットがあるらしいんですが、如何せんこのスイッチの場所が使いにくい!
本体下に点火スイッチがあって点火アシストをつけていない状態では押しにくいので使用するときは、次のようなやり方オススメです。
- 別途点火スイッチのアシストを取り付ける
- 点火はスイッチを使わずライターやトーチを使用する(←個人的にオススメ)
どちらも試しましたが、個人的にはチャッカマンなどに先の長いライターやトーチの使用して点火がオススメ
2.使用中は五徳が熱くなり触ると火傷する
五徳が本体を支える足の役割も兼用しているので使用中は五徳部分が熱せられてその延長にある足部分まで高温になります。
なので、購入した時に足にはシリコンチューブを被せておくことで火傷対策を行なっておきましょう!
今では点火アシストテとチューブがセットになった商品もあるので、
まとめて買うのが便利ですね。
もしチューブだけでいい・気に入った色がないと言う場合はホームセンターなどで”内径4mm”のチューブを探してみてください。
3.そのままだと風に弱い
シングルガスバーナーの欠点の「風に弱い問題」
ST310も例に漏れず横風などの影響のモロにうけてしまうので、風防は絶対用意することをオススメします。
僕はダイソーに売ってるクッキーの型取りを本体に被せ、使用時はユニフレームのウィンドスクリーンで2重ガードしてます!
ダイソーのこのクッキーカッターに入ってる一番大きい円状のものがシンデレラフィットします!
一番最初に発見した人の発想と観察力すごいですよね!
一緒に持ってると便利なアイテム
SOTO ST310を使うとき一緒に持ってると便利なアイテムも紹介していきますね!
遮熱板
ガスバーナーは使い方を間違えると輻射熱(ふくしゃねつ)によってガス缶が過剰に熱せられて爆発したりする危険性があります。
普通に使用する分には問題ないですが、大きな鍋や鉄板を今後使うことを想定するなら遮熱版は安全のため用意した方がいいでしょう。
ST310にも標準で小さい遮熱板が付属していますが、かなり熱せられているのが分かります。
これといって危険な使い方はしてないんですけど少し大きいフライパンを使っていたからかな?という可能性も考えられますが、謎です。
ウィングシールド(少し大きめ)
シングルガスバーナーにウィングシールドは必須アイテム!
炊飯をするときなど”弱火”を使うときはシールドがないと風に煽られて火が消えたりするので安物でも持っておきましょう!
五徳(大きいクッカーを安定して使用するため)
ダッチオーブンみたいな重たい鍋を使いたい場合やより安定して料理を行いたい場合は別で五徳を用意しておくと便利になります。
他にも、SOTOのレギュレーターストーブ専用の「溶岩石プレート」を使用するときに活用している方もいるので、使い方によって用意しておくといいですね!
通販で購入するときの注意点
- 通販だと価格の変動がある
ということがよくあるので通販で購入するときは注意してください!
これはST310の価格変動のグラフですが、定価が税込¥6,380なのに対し高いときだと¥13,000後半まで値上がりしています。
通販ではセールで安く買えることがある反面、人気が高まれば値上がりすることもあるので、購入するときは必ず定価なのかどうかをチェックするようにしましょう。
リコール情報
ST310は以下のロットがリコール対象となっています。
ST310 | 21.05-000007 ~ 21.05-008156 |
21.05-010007 ~ 21.05-015006 | |
ST310MT | 21.05-008157 ~ 21.05-009656 |
ST310SB | 21.05-009657 ~ 21.05-010006 |
※リコール対象は2021年5月6日〜2021年5月26日の間に製造・出荷されたものが対象なので、これから買う場合は特に気にしなくても大丈夫ですが
念の為、購入後は対象ロットじゃなかだけは確認しておきましょう。
まとめ
- ST310は初心者にオススメできるガスストーブ
- 点火はアシストスイッチかガストーチを使用
- 火傷防止にゴムチューブは必須
- 風防や遮熱板、五徳は持ってると快適度が上がる
- 通販で購入するときは”値上がり”に注意
SOTOのシングルガスストーブST310を購入するときは上の5つのポイントをしっかり押さえておくことで買った後の失敗を事前に防ぐことができます。
ガスストーブにはCB缶とOD缶がありますが、初心者は馴染みのあるCB缶※を選んでおくといいですよ!
※ガスコンロでよく使う細長いタイプのガス缶ですね!
CB缶ついてはこちらの記事で解説しているのでぜひチェックしてみてください!