Mavicminiのバッテリーの保管方法は?満タン保管はNG?!


ドローンを買ったのはいいけど
バッテリーの保管方法ってどうしたらいい?
いつでも使えるように満タンしてるけど
これはダメなの?
といった悩みを抱えた方向けです。
ドローンなどに使われているリチウムイオン(ポリマー)バッテリーは
エネルギー密度が高くデリケートなので扱いを間違えると
- 寿命が短くなる
- 発火
などが起こる可能性があるので
正しい保管方法や長持ちさせる操縦法などを学びましょう。
- リチウムイオン(ポリマー)バッテリーの保管方法
- 少しでもバッテリーの寿命を長持ちさせる方法
※この記事はドローン検定3級~2級の内容が一部含まれます。


- 2019.05~2020.12 日本一周約20,000km完走
- バイクで行くソロキャンプ・ツーリングが好き
- 整備は「調べて挑戦してみる」スタイル
日本一周の経験をもとにバイクで行くソロキャンプやバイク旅、整備について発信しています。
Mavicminのバッテリーの正しい保管方法


50~60%の充電状態で保管する
Mavic Miniに使われているバッテリーを保管するときは
約50~60%の充電状態で保管するようにしましょう。
バッテリーの充電状況がハブのインジケーターでわかりにくいので
「しばらく使わないな」という時は一度本体に接続して
フライト画面の右上に表示されるバッテリー残量で調整するとやりやすいですよ!


ドローンなどに使われているリチウムイオン(ポリマー)バッテリーは
内部で化学反応を繰り返しエネルギー(電力)を保持していますが
満充電(100%の状態)で長期間保管しているとバッテリー内部で化学反応が起こりにくくなります。
風通しの良く乾燥した場所で保管する
Mavic Miniのバッテリー(リチウムイオンバッテリー)はとてもデリケートなので保管する場所の温度や湿度にも気をかけてあげましょう。
バッテリーを保管する温度は22〜28度が最適と言われています。
また、湿度が高い場所に置いておくとバッテリーが濡れてショートする恐れがあるので
風通しの良い場所で保管してあげるのが大切です。
リチウムイオンバッテリーは直射日光が当たる場所や高温になる場所においておくと
高音によって電圧上昇を起こす発火する危険性があります。
保管場所は注意しましょう。
長期間の未使用状態は避ける
バッテリーを使わない状態で常に充電しておくのも良くないけど、逆に充電しなさすぎも良くないです。
バッテリーを全く充電しない(過放電)状態で放置していると
内部で化学反応が起こり2度と充電できなくなる場合があるので定期的に充電と放電を繰り返しましょう。
DJIの公式サイトでは3ヶ月ごとに充電と放電をするように推奨しています。
バッテリーが膨らんだらすぐに廃棄処分!


リチウムイオンバッテリーはエネルギー密度が非常に高く過充電等を行うと
内部で可燃性ガスが発生しバッテリーが膨らむことがあります。
このガスに万が一引火してしまうと爆発する危険性があるので、
バッテリーが膨らんだらすぐに使用を中止し処分しましょう!
過充電の他にもバッテリーに強い衝撃を加わるとで発生することもあるので
取り扱いには注意が必要です。
※衝撃が加わった直後のみならず、時間が経過してから膨らむこともあります。
バッテリーの寿命を長持ちさせるためには?


急上昇・急降下・急停止などをしない
ドローンの操縦で
- 急上昇・急降下
- 急加速・急停止
- 過積載での飛行
- 強風の中での飛行
などを行うとバッテリーへの負荷が大きくなり電力の消費が早まります。
バッテリーのサイクル寿命は放電深度(一回の操縦でどのくらい使ったか)に依存するので
電力消費の激しくなるような操作は避けるようにしましょう。
バッテリー容量に対する放電量のこと。
例えばMavic Miniのバッテリー容量(日本版)
1100mAhに対して770mAh消費すると放電深度は70%となります。
こぼ放電深度が深いほど電池へのダメージが大きくなりその分劣化も早まります。
ドローンを飛ばすときはギリギリまでバッテリーを使うのではなく
余力を持って着陸できるように計算しておきましょう!



余力を残しての飛行をすることで
バッテリー切れでの墜落を未然に防げるし
精神衛生上でも良いです。
長期間の未使用状態を避ける
自然放電に強いリチウムイオン電池といえど、使わずにずっと放置していると少しずつ自然放電します。
長い間使わずにいると、気づかない間に”過放電状態”になっていて
いざ使いたい時にはバッテリーが劣化し使えなくなってる可能性があります。
もし使えたとしても100%の充電ができなかったり、電力消費が早く思うように飛ばせない可能も・・・。
DJIは公式サイトで「3ヶ月ごとに充電/放電を繰り返してください」とアナウンスしているので
この期間を目安に、できれば1ヶ月に1度はバッテリーを充電/放電してあげるといいですね!
Mavicminiのバッテリー保証期間とトラブル対応


Mavic Miniのバッテリー保証期間は
「12ヶ月且つサイクル数150回以下」
とされているので、この保証期間内に何かしらのトラブルがあった場合は
DJIのサポートセンターまで問い合わせてみましょう。
MaviMiniの他、各機体のパーツごと保証期間についてはこちら
DJIでは別途サポートサービスについて「DJI Care Refresh」というものを用意しています。
このサービスでは
- リフレッシュ交換サービスと延長保証
- 飛行紛失補償
- 修理特別割引
- 定期点検
- 安全使用特典
などの様々な補償があります。
機体ごとに年額が変わるので、気になる方はチェックしてみてください。

