【AI任せで勝てる取引?】仮想通貨詐欺セミナーに騙されないための方法


仮想通貨を始めてみたいけどどうしたらいい?
「100%勝つ取引をするよ」って言われたけどそんなことって可能なの?
詐欺に引っかからないためにもどうしたらいいか、実際に仮想通貨へ投資してる人の話が聞きたい!
という方向けの悩みを解決する記事となっています。
- 実際にあった仮想通貨(暗号資産)詐欺
- 100%儲かるなんてことは可能なのか
- 詐欺に騙されないためにすること
「億り人」「FIRE(ファイヤー)」などの言葉が世の中に広がり、「稼げるなら僕も(私も)仮想通貨に投資してみようかな」と思う人も増えていると思います。
それと同時に詐欺などのトラブルが増えて金融庁・消費者庁・警察庁が注意喚起をしているので、もしこれから仮想通貨への投資を始めようとしているなら「詐欺に合わなため」「仮想通貨への投資するためにすべきこと」について知っておきましょう!
次世代ブラウザ「Brave」を使うだけで広告をカットしつつ、暗号資産BATが貯まります。


- 2020年12月〜バイクブログ1年間継続するも挫折
- 2022年1月に仮想通貨ブログへ転身
- 3ヶ月目で月10,000円を達成
- 6ヶ月目で月40,000円を達成
- 1年で28万円(Webライターも合わせたら40万超)
- スキルゼロからできる仮想通貨ブログについて発信
仮想通貨セミナーであった詐欺 ※2022年1月11日朝刊掲載


沖縄タイムスの朝刊に
暗号資産でトラブルか GI社県内でセミナー多数
という見出しがあり、読んでみるとどうやら仮想通貨関連の詐欺のようでした。
内容をざっくり紹介すると以下のとおりです。
- AIを使って本人の代わりに「勝つ取引」を行う商品をセミナーで販売
- 購入者は登録費140万円を払い400万円相当を運用
- 4ヶ月後突然運用していた400万円相当の暗号資産が確認できなくなった
- 会社へ問い合わせると「外部から不正取引があってうちの責任はないから補償はできない」との返答
- 結果、登録費用120万余りと運用費400万円は戻ってきていない
内容を読んで「な〜んか既視感を覚えるな」と思っていたら、



これポンジ・スキーム詐欺に似てる!
集めた出資金を運用せずに、その一部を出資者へ”あたかも運用してでた配当金のように還元”する詐欺のこと



有名な詐欺師「チャールズ・ポンジ」氏が行っていた詐欺の手法ということで、名前の由来になっています。
ポンジスキームの4つのステップ
ポンジスキーム詐欺の手順は以下の4つ
- 出資者からお金を集める
- 集めたお金の一部を配当金として還元する
- さらにお金が集まる
- 大きい金額が集まったとことで逃亡
といもの。
今回の件で言うと、
- システムを販売→出資金を集める
- 運用費が大きくなると不正利用を理由に費用が消える→資金が集まったら逃亡
完全にポンジスキームの形とはなっていないものの手口が似ている印象があります。
ポンジスキームでは出資金の一部を還元していますが、ここで紹介してるものでは「赤字続きの利用者もいる」と記載されていました。



仮想通貨投資は株と違い24時間取引が行われていて、ボラティリティ(値動きの変動率)が激しいので100%勝ち続けるなんてことはほぼ不可能です。
ちなみに第三者を紹介することで紹介料が貰えるというのはマルチ商法にも似てるけど、これ自体は違法でもなんでもなくいろんな場所でよく使われるので割愛します。
ポンジ・スキームについてもっと詳しく知りたい方は以下の動画をどうぞ
もしセミナーに参加せず自分で運用していたら
記事を読んでいてふと思ったのが「もし被害者が自分で勉強して投資をしていたらどうなっていたか」
計算するのは後の祭りで意味があるの?と思うかもしれませんが、投資するときに勉強して知識をつけることが大切になるので、その理由が少しでも伝われば幸いです。
新聞に載っていた被害者男性の金額は
- 登録費用:120万円
- 運用費用:400万円
の合計520万円



この520万円を”もし自分で勉強し運用していたら?”2021年のデータをもとにビットコインへ投資していた場合を計算してみましょう。
- 運用費用:520万円(今回の被害額)
- 投資先:ビットコイン
- 運用期間:2021.01~2021.12の1年間
- 参考データ:ビットバンク
ビットバンクを使用しているのはたまたまぼく自身が利用しているだけで、特に深い理由はありません。


ビットバンクのチャートを参考にみると、1BTCの価格は日本円にして1月1日の時点で「約¥3,010,268」、12月31日の時点で「約¥5,398,203」と1年間でビットコインは約1.8倍になっています。
もし1月1日にビットコインへ自分で投資していたら、「520万円 × 1.8倍 = 936万円(416万円の利益)」となっていたことになります。



もちろん投資の方法によっては、もっと利益を出していた可能性もあります。
この計算も後の祭りで意味がないかもしれないけれど、もし投資や仮想通貨(暗号資産)について勉強していたら事前におかしいことに気づいてお金を失わず自分で運用して利益を出していたかもしれませんね。
騙されないためには「勉強して知識をつけること」が大切!



騙されないためにはどうしたらいいの?
こういった詐欺に騙されないためにはすることは、次のことを意識しましょう。
- 詐欺を見抜くためのポイントを知る
- 投資や仮想通貨に関する知識をつける
詐欺を見抜くポイントを知っておく
まずは「どういった詐欺を見抜くためのポイント」を知っておきましょう。
リベラルアーツ大学ではこの詐欺を見抜くポイントとしてあればすがの4つをあげています。
- 相場を知る
- 相場を逸脱した商品には手を出さない
- 私募ファンドには手を出さない
- 確実に儲かる投資などは存在しないと心得る
最初の方で「一番高いプランでは月利10~20%の環境」と会社が謳っていると紹介されていましたが、まず世界最高の投資家ウォーレンバフェットですら平均利回り約20%と言われています。
そんな厳しい投資の世界で月利10~20%の環境がいかに現実離れしているのかわかります。



この利回りを知っておくだけでも詐欺に気づく基準にもなりますね!
人は「損失回避性向(利益を出すよりも損を回避しようとする傾向)」と言うものがあります。
誰だって損をするのは嫌なので、”絶対に儲かるよ”と言われ様々なそれっぽいデータを見せられると、「損をしないなら投資しようかな」と思ってしまうのも仕方のないことです。
ですが、そもそも絶対に儲かる投資なんて存在しないということを覚えておきましょう。



絶対に儲かる(勝てる)方法なら、わざわざ人に教えて利益が減ることをするなんてあなたはしますか?しませんよね。
私募ファンドというのは「あなただけに教える」「ここだけの話」「〇〇(有名人)も投資してる」など、あたかも”こっそり内緒で教えますよ”という方法で集めているものになります。
こういうのも高確率で詐欺なので手を出すのはやめましょう。
常に勉強して知識をつけていく
仮想通貨に投資をするなら「仮想通貨+投資」の正しい知識をつける努力をしましょう!
具体的には
- 本を読む(紙・電子どちらでも)
- 動画を見る
- 投資系のラジオを聞く(Voicyおすすめ)
などなど
※それぞれオススメの動画や再生リストのリンクを貼っています。
- ブロックチェーンと暗号通貨とビットコイン
- いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
- できるビットコイン入門
- NFT×アート:ブロックチェーン・DeFi・仮想通貨・イーサリアムetc…全部まとめてこの1冊で解決!
これらは全てkindle unlimitedで読み放題対象の本になっています。



”知識武装”とはよく言ったもので正しい知識をつけることでカモネギにならずに済みます。
まとめ
- 仮想通貨や投資をするならまずは本や動画で勉強
- 騙されないために「知識をつけ」「詐欺を見抜くポイントを知る」
- 投資の世界で”絶対に儲かる(勝てる)”はあり得ない
- 世界最高の投資家でも年利は約20%
今回紹介した詐欺でもそうですが、騙そうとしてくる側もプロで様々な下準備を行い、どうしたら人が騙されるのかを知ったうえで準備をしてくるので、こちらもしっかり知識をつけていないと簡単に騙されます。
これから仮想通貨や投資をすならめんどくさがらずに正しい知識をつけるための努力はしましょう!