【丸暗記】アマチュア無線技士4級を合格する勉強法と必要な期間


FPVドローン始めたくて
アマチュア無線技士4級の試験受けようと思うけど
どんな勉強をどのくらいしたら合格できるの?
オススメの勉強方法とかあれば教えてほしい!
という方向けに悩みを解決していきます。
FPVドローンを飛ばす時ってアマチュア無線技士4級の免許が必要になるから
試験受けようと思ってもどんな勉強をしたらいいのかわからない。
どのくらい勉強したらいいのか誰か教えてほしい。
とりあえず本屋行って参考書見たけどどれがいいかわからない。
なんてことがあると思います。



僕も同じでとりあえず問題集を探しに本屋へ行ってました。
そこでこの記事では以下のことについてまとめていきます。
- アマチュア無線技士4級合格への勉強法
- 勉強に費やす期間
- 参考書を選ぶときの目安
- 試験の合格ライン


- ドローンを持って日本一周20,000km完走
- 2021.09 ドローン検定2級合格
- 2022.02 アマチュア無線技士4級合格
- ドローンで沖縄の海を撮影してます
丸暗記!?アマチュア無線技士4級の勉強法


アマチュア無線技士4級は「要点がどうこうというより過去問を解いて丸暗記」しちゃえば
試験にほぼ合格できてしまうほど簡単です。
言ってしまえばテクニックより量をこなせば合格できてしまう脳筋勉強法で大丈夫です(笑)
ただ、それだけだと身の蓋もないので僕が量をこなす上で意識していたことは
- 計算方法を納得できるまでしっかり計算して解く
- ややこしい日本語は問題文の意味をしっかり理解する
- 単語の意味から答えを連想する
この3つ。
その1:計算方法は納得できるまでしっかり計算する
丸暗記でいける4級とはいえ多少なり計算問題は出てくるので
公式を覚えて、どういう形で使って計算していくのか最初は丁寧に繰り返します。
毎回毎回やるのはめんどうかもしれないけど、最初でやっておくことで
あとあと暗算でもこなせるようになるのでオススメです。
7[MHz] 用の半波長ダイポールアンテナの長さは、ほぼいくらか。
1. 11m
2. 43m
3. 5m
4. 21m
という問題で、これはλ(m)=300/f[MHz]という公式を使って
λ=300/7=42.9m
半波長は1/2λなので、42.9/2≒21.5 という計算をします。
ただ、毎回この計算を繰り返すとめんどうなので僕は慣れてきたら頭の中で



300を7で割ったら最初の数字は”4”
半波長は1/2だから4×1/2で”2”になる。
選択肢の中で2から始まるのは21mしかないから
答えは「4. 21m」だな!
という感じで大幅に計算の工程を短縮します。
※全ての計算問題にこれが使えるわけじゃないので注意してください。
その2:ややこしい日本語は問題文の意味をしっかり理解する
アマチュア無線の勉強してて思ったのは



日本語ってややこしすぎる!
ということ。
車の学科試験でもそうでしたが、もっとこう分かりやすくシンプルにできないものかなと思うほど
ややこしいので、問題文は「何を聞いてるのか」をしっかり理解しておきます。


例えばこの3つの問題。
赤文字の組み合わせを選択肢から選ぶんですが、全体的に似ているので「何を聞かれているのか」をしっかり理解しておかないと間違えてしまいます。
なのでこうした”似てる(もしくは同じで聞いてる部分が違う)”文章には気をつけましょう!



法規の部分ではしっかり読まないと
勘違いしてしまうものがあるので要注意!
その3:単語の意味から答えを連想する
送信機や受信機の構造ではよく以下のような単語が出てきます。
- ALC
- AM
- FM
- SSB
- DSB
特にこうした英単語が出てきたときは単語から意味を連想し、答えを覚えたりします。
例えば「ALC」はAutmatic Level Control(オートマチック レベル コントロール)の略で
『レベルを自動でコントールしてくれるんだな』ってなんとなく単語から連想できますよね。
そこで以下の問題が出てきた時
この回路は、電力増幅器にある一定のレベル以上の入力電圧が加わったときに、送信電波の波形がひずんだり、占有周波数帯幅が過度に広がらないようにするため、励起増幅器などの増幅度を自動的に下げて電力増幅器の入力レベルを制限する。
問題文の中に「レベル」「自動的」「制限」なのど単語が出てきているので
『あぁこれはレベルを自動でコントロール(制限)してるからALCのことを言ってるな』と連想できます。



どうしても単語の意味や役割が覚えきれないときは
こうやって日本語に訳したり、単語を分解したりして
連想しやすくすると覚えやすいです!
勉強に費やす期間の目安は1〜2ヶ月で十分いける


アマチュア無線4級の合格率は7〜8割くらいなので
理系科目が得意な人ならおそらく1ヶ月も勉強したら受かると思います。
僕の例を参考にあげると
- 勉強期間は2ヶ月程度
- 毎日最低でも1時間〜2時間
- 1ヶ月半は参考書を、1週間前からPCで問題をひたすら周回
地味だけどひたすら解いて、間違った問題はチェックして解き直す。
といった作業を2ヶ月間ひたすら繰り返してました。
オススメの一問一答サイト


こちらのサイトはアマチュア無線技士4級の過去問題が”一問一答形式”でできて
「10問だけ」「全問」とタイプを選べるのでちょっとした隙間時間にオススメです!
目安としてそれぞれの項目で常に80%以上とれるようにしておくといですね!



何度も繰り返してると全ての項目の「全問」を
1時間以内に解けるようになります!
ちなみに全ての項目の全問は合わせて”472問”あります。
※模試を抜いて
あなたはどのタイプ?参考書を選ぶときのポイント


本屋へ行って参考書を選ぼうとするといろんなのがあって迷うと思います。
そんなんとき基準にしてみるといいのが
- 説明と問題の割合がどのくらいになっているか
「説明や例文と問題が本の前後で分かれるのか」「数ページごとに問題が挟まれてるのか」
人によってしっかり説明や例文を学んでから問題を解きたいのか
一問一答に近い形式で短く学んですぐ問題を解くのか
が分かれるので、あなたのやりやすい方法に沿って参考書を選びましょう。



「第4級ハム集中ゼミ」は2〜3ページの説明の後に
すぐ問題があるので勉強しやすいけど
解説に誤字があったので使う時は注意!
※誤字があったのはP111の問4の計算問題の解説


この数字が間違っていたため、計算が合わず30分以上考え込んで
最終的に出版社の方へこの間違いについて問い合わせたら誤字ということが発覚しました。
試験の合格ライン
アマチュア無線4級の試験は
- 法規 12問(60点満点) ー 40点以上
- 無線工学12問(60点満点) ー 40点以上
となっていて、80点が合格ラインとなっています。
ここで注意したいのが”それぞれの分野で40点以上取ること”
法規20点、無線工学60点のように合計80点になっていても法規が40点以下なので不合格になります。



法規・無線工学どちらも40点以上取れるように
しっかり勉強しておきましょう!
まとめ
- アマチュア無線4級は「丸暗記」の脳筋勉強でいける
- 試験勉強は1〜2ヶ月
- 参考書は説明と問題の配分を見て合ったものを選ぶ
- 試験1週間前は「一問一答過去問サイト」で追い込みがオススメ
FPVドローンを飛ばすにはアマチュア無線技士4級の免許が必要になります。
国家資格と聞いて「難しいかも」と思うかもしれないけど、合格率7〜8割と高いので
しっかり勉強してチャレンジしてみてください!
※仕事としてFPVを飛ばすときは別で陸上特殊無線技士3級が必要になります。
また、「ドローンに興味はあるけどいきなり試験は・・・」と思う場合は体験会に参加してみるのもいいと思います。



